まんが日本俺ばなし

主に自分視点で漫画レビューしていく。 最近はSHTも感想とか書くらしい。

コーマン帝国(2011/米)感想

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コーマン帝国
(原題:Corman's World: Exploits of a Hollywood Rebel)
米 2011年 91分
監督 アレックス・ステイプルトン
出演 ロジャー・コーマン






偉大な映画監督ロジャー・コーマンのドキュメンタリー映画なんですけど、知らない人がこのタイトル見たらジャンプのゆらぎ荘みたいな騒ぎになりそうですね。

うちのブログでもロジャー・コーマン作品を取りあえげたりしていますが、これは単に自分が好きだから贔屓してるとかではなく監督作や、製作総指揮で関わってる数が異常な程多いと言うことです。
その多さはwikipediaに「多すぎるんで一部抜粋します」って注釈が出るほど。

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ロジャー・コーマンはとにかく低予算で黒字を出す事を優先する「早い 安い 旨い」を地で行く監督としても有名で「リトルショップ・オブ・ホラーズ」は2日で撮影したなんて逸話があるぐらい。
実際酷い部分も多いけど、リトルショップ・オブ・ホラーズは舞台化したり、リメイク版が作られたりするぐらい人気がでているのも事実。リメイク版はゴーストバスターズでも有名なリック・モラニスもでてるし面白い。これもオススメ(コーマン関わっていないが)

コーマン自体はB級映画の帝王なんて呼ばれて、実際B級映画をガンガン撮って作り続けていく様が記録映像や周りのインタビューが主。
このインタビューに出る人がやたら豪華で、年代もバラバラ。広い年代に影響を与えているってのが凄いよく分かる。
しかも、そのインタビューで分かるんですがかなりの確率でお世話になっている。もう、映画界でロジャー・コーマンの世話になって無いやつはいないのでは?ってぐらい世話をしているんですよ。
映画界のブッチャーブラザーズのぶっちゃあさんみたいなもんですね(規模が違うきもするけど)

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賞とは無縁のB級の帝王が、遂に80歳を越えて賞を貰ったりする当たり感動しますよ。
しかも、まだまだ撮るぞ!ってやる気満々。事実、この数年後にデス・レース2050を撮ってますからね。映画に人生捧げてるってのはこういう人を言うんだなと感心させてくれます。

最近レビューしたキャノンフィルムズ爆走風雲録と似ている部分も多いんですが、こちらはインタビューが凄い面白いんですよ。
特にスター・ウォーズが配給された当時の思ったことを語るシーンは貴重だなぁと。B級映画を超予算で作成されたわけですから、B級映画作ってた側からすると凄い心境だったみたいです。

監督に焦点を当てているだけではなく、映画の歴史における大きな流れが変わった瞬間も分かる。半世紀かけ、今なおクリエイターで有り続けているからこそ出来るドキュメンタリーかと。

個人的にはかなり面白かったのでオススメです。


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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

  1. 2017/07/13(木) 17:40:01|
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モンスタートラック(米/2016)

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モンスタートラック
米 2016年 105分
監督 クリス・ウェッジ
出演 ルーカス・ティル





モンスタートラックって皆さん知ってますかね。
いわゆる「バギー」みたいな大きいタイヤで色んな場所を走ったり、時には競技に使われたり。

そんなモンスタートラックをモンスター+トラックにするという、なんとも頭の悪い考えをX-MENのハヴォック役のイケメンを使って映像化。
ヒロインもドントブリーズのジェーン・レヴィで可愛いし、クオリティもPV観てもらえればわかりますがかなり高い。
おまけに国内でBDで発売なんですよ。クオリティ自体は保証されていると言っても過言ではない。

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モンスターの造形も良く出来ているし、可愛さもあれば時折キモくなる時もある。
近いモンスターとしてはスティッチかなぁ。


実際この映画を観てみて感じた事は「ホームランを全く打たない安打製造機」という事。
これ褒めてるんだか、けなしてるんだか全くわからないと思うんですけど、自分でもどっちなのか全くわからないんです。


ストーリーとしては巨大企業のせいで住処から無理やり追い出されたモンスター達。
そのうちの1匹が壊れたトラックに潜んで逃げ出し、巨大企業はモンスターを始末するために追っかける。



まぁざっくりはこんな感じで、既視感物凄いと思います。
実際観ていて「はいはい。こんな感じで進むんでしょ?」となるぐらいにはベタベタのベタ。もう手垢に塗れたストーリーライン。
でもこの映画が安打製造機になり得た要素がいっぱいあって、やっぱモンスターがトラックの動力部(正確にはヤドカリみたいな感じ)になっているというキャッチーさ。
ストーリーの安心感、そして何より子供っぽく無いという点。

トラックに乗れる年齢ということもあって主人公が高校生で、向こうでは大人扱いの世代だからくだらない方向に寄っていない。
完全に子供っぽく無いわけじゃないんだけど、くだらないギャグや頭の悪い展開がない。
ファミリー向けって感じ。唯一ゲロを吐くシーンがあるぐらいだけど、それも少し違和感があるぐらい全体としては子供っぽくない。
あと、勘違いしては困るんだけど大人っぽくもない。

これ本当にターゲット年齢がよくわからない…

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素晴らしい点はやっぱりあって、トラックのギミックが凝っている。
モンスターを乗せるためにトラックを最適化するんですが、その中に様々なギミックを搭載します。
ガルウィングのようにパカっと両サイドが空いて、触手が伸ばせるようになったり、モンスターの特性を生かして視界を遮るようにしたり。
この改造がワクワクするんですよ。男の子魂くすぶるっていうか…

じゃあ何故この作品がホームランが打てないか。

ズバリ!尻すぼみなんです!

前述したようにワクワクするギミックが登場するんですが、これが大体中盤で出し尽くしちゃいます。
最終決戦では少し派手目なカーチェイスってぐらいで、ギミックが中心ではありません。

中盤の巨大企業から逃げる時は色んなギミックを駆使して街の屋根の上をトラックが飛び跳ねたり、壁の間を忍者のように登ったり。それはもう面白いんですけど、これ最終決戦では使用しない、トラックとトラックのぶつかり合い…
いや、モンスタートラックってタイトル的には合ってるんだけど…

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非常に惜しい点として、最終決戦前にトラックを追加で改造するシーンが有るんですけど、ここでさらに最適化して翻弄したら良かったんじゃないかなーって。
言うなればロボット物のパワーアップイベントをさっと終わらせずに然るべきタイミングでやっていれば終盤盛り上がったんじゃないか?

やっぱ映画でパワーアップさせるなら中盤で少パワーアップして、終盤で超パワーアップだよね。
この辺非常に惜しい。ようは山を持ってくる順番の問題なんだけど、大きい山があった後に小さい山が来ちゃってるって感じ。
だから妙に平坦な「安打製造機」って感じになってるんじゃないかな~。


文句たらたらですが、面白いは面白いんで興味が湧いたら是非。
吹き替えあるんで作業中とかにも向いてますよ。




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  1. 2017/07/05(水) 21:00:31|
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