まんが日本俺ばなし

主に自分視点で漫画レビューしていく。 最近はSHTも感想とか書くらしい。

ダークナイト・レディ(1968/米・墨)

ダークナイト・レディ


ダークナイト・レディ
米・墨 1968年 79分
監督 ルネ・カルドナ
出演 モーラ・モンティ



エロい


パッケージと中身で何故こんなにも別物なのか…
これじゃ詐欺だよ!

それもそのはずこの映画68年公開の原題は「BAT WOMAN」というダークナイトが生まれる遥か昔の作品。恐らくというか確実に公式作品ではないです。
60年代と言えば、最近ようやくDVDBOX化したTVシリーズも60年代でしたね。
あのTVシリーズと少し似てる気がしますが、それはこの年代特有のものでしょうね。


肝心の中身ですが、全体的にやたらまったりした雰囲気を出しています。
アカプルコというリゾート地、後ろに流れる音楽がその雰囲気を作り出しているのですが、それ以上に登場人物のポンコツ具合がそれを加速させています。

魚人間を作るためにプロレスラーを攫い殺害するマッドサイエンティストのエリック博士とその部下たち。魚人間という怪物を作りだす程の頭脳を持ちながらも、バットウーマンを何度も逃がすわ、要所要所の計画がザルだわもうダメダメですよ。

だって怪物を作ったわ良いが制御する方法とか、捕まえておく方法が大分ざっくりしてるんですよ!?
制御に関しては、脳に電波を発信して無理やり動かしますが、捕まえておく方法は一旦気絶させて診療台にしばりつけて置く。まぁこんな適当なやり方なので、怪物を作り上げても全然事が上手く進みません。


藻に絡まる魚人間


極めつけはこの怪物として生み出された魚人間。こいつが量産されたら海は彼らのモノになるとソロモンのやらせわせんぞ!のあの人並みに豪語していたのですが、足ひれをつけたバットウーマンに泳ぎで敵いません。さらに発煙筒ぐらいの火に弱く地上では足も遅いという、筋肉質で水に浮かないプロレスラーの特性と魚の弱さを兼ね備えた超生物なのだ!

…いい加減にしろ!

正義側のバットウーマンも、相手のおとりになるも気絶してしまうぐらいお茶目と言うか、ポンコツ気質。
良い点と言えば女子プロレスラーを何らかで侮辱してるとしか思えないような、ムチムチエロコスチュームぐらいだろう。
というかこのバットウーマン、女子プロレスラーなのだがプロレスしてる時より普段着の方が露出度が激しい!ただの痴女じゃないか!


ストーリーラインは正義のヒーローと悪の科学者なのだが締まらない雰囲気が漂っている。でも、それがどこか視聴してて不快にさせないゆるさが存在している。
「ダークナイト」とは程遠い昼間のアカプルコで、まったりとした追っかけっこする正義と悪があってもいいかな~って気にさせてくれる。

レビュー内容とは裏腹にそこまで悪く無い映画でした。


ただ、WHDレーベルのDVDなので画質やその他諸々他と比べても良くは無いのでご注意を。
これを買う人が気にするとは思えないですが念のため。



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テーマ:洋画 - ジャンル:映画

  1. 2015/05/27(水) 21:22:55|
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ラバー(2010/仏) 感想

ラバー


ラバー
仏 2010年 82分
監督 カンタン・デュピュー
出演 スティーヴン・スピネラ



無機物に襲われるホラーって案外あるもので、トラックや電子機器が襲ってくる地獄のデビルトラックや、銀の玉が襲ってくるファンタズム辺りは有名ですね。
もう大なり小なり掘り尽くされたジャンルと言ってもいい。

そこでまさかの2010年と言う比較的最近作られたのがこの映画。
今までトラックや車が襲ってくることは有ってもタイヤという単体では役割を全く持たないものに白羽の矢がぶっ刺さりました。

しかもこのタイヤ唯のタイヤじゃないです。

ウサギ対タイヤ


サイコキネシスで人や動物を殺しまくります!



ウサギ爆散







そうかぁ~じゃあ車並みにスピードでなくても良いし、質量も要らないね!
ついでにタイヤである理由も要らねぇな!

襲ってくるのが念力タイヤってだけでももう勘弁してほしいのだが、この作品の厄介な点はそれ以上にもう一つある。
それは冒頭から差し込まれる第四の壁にいる「観客」という存在。
この映画の外にいる存在で、このタイヤを双眼鏡で覗いて観察しては茶々を入れる。まさにこの「ラバー」の「観客」として設定されている。

この存在がまぁ~うっとおしい!
というか腹立たしい!


同じように観客が映画の中に入るラストアクションヒーローと決定的に違うのは、あちらは子供のキャラクターが子供なりのリアクションをとっている。こちらは明らかに脚本なり監督なりが言わせている台詞。
要するに「お前らこんな映画観てこう思ってるんだろ~?」
っていう監督自身の弁だ。

これが腹立たしくてたまらない!


これだけならまだいいのだが、この「観客」とは別の存在。あえて名づけるなら「スタッフ」とでも言おうか。映画に直接出たり、「観客」を密かに殺そうとするのだ。
こいつらがこの映画のややこしさに拍車をかけている。こいつらは観客を殺して映画を終わらせたい。観客はとりあえず見ていたい。タイヤ側の世界と観客たちの世界で、点と点が線でつながれてしまっている。それも見えるか見えないかわからないぐらい細い線で。

現実じゃないんだ!知ってるわ!


正直このメタ的存在達が邪魔だと思う部分が多いのですが、この部分が「この先面白く展開するのだろうか」とさせてくれるカンフル剤としての役目も担っているのが非常に厄介。

痛快娯楽バカ映画ならタイヤが人を襲いまくれば満足なんですが(むしろそれを望んでいたんだけど)、殺し方が念力しかないんで恐らくある程度人を襲ったら飽きますよ。
多分30分も観たら「もういいか」となっていました。これがかろうじて映画のラストまで観させたのはメタ視点的存在である観客とスタッフなのだ。

皮肉なことにこの映画を完走させるためのメタ的存在が映画をただの実験映画以上にはなっていない。残念ながらカルト作品になるようなパワーも面白さも備えていない。
明らかに映画を作っているスタッフ(ややこしいな)や監督のパワー不足だ。


映画序盤から終盤まで延々言われる
「No Reason(理由が無い)」

理由は無い


これを良くも悪くも体現してしまっている。人に勧める理由も繰り返し観る理由も無いような駄作だ。
もっと良く作ってあれば2010年代のB級カルト映画になったかもしれないね。B級にもZ級にも、勿論名作映画ならない。悔しいけど唯一無二ではあるが。


面白さも映画の長さも人が席を立つギリギリのラインなので、これを観るぐらいなら他の作品の方が遥かにマシだ。
ETでも観ようぜ。




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  1. 2015/05/26(火) 19:33:49|
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セッション(2014/米) 感想

セッション


セッション
米 2014年 107分
監督 デミアン・チャゼル
出演 マイルズ・テラー


公開から一ヶ月。周りからやたら観ろ観ろと言われたので観てきました。
元々観るかどうか結構迷ってて、音楽題材って時点で結構尻込みしていたんですよね。

僕は音楽的才能をオギャアと産まれたその日に産婆さんが綺麗に洗い落としたんで、ゼロどころかマイナスのメーターを振りきりまくってガイガーカウンター大爆発みたいな人生ですよ。


後、演奏が上手いとか下手とかもよくわかんねぇから今回観ても面白くなさそうって思ったんですが、これ大間違いでした。

超面白かったです。久々に映画であてられたっていうか、地元の映画館でレイトショーで観たんですが夜風に当たって散歩しなきゃならないぐらい興奮しまして。
浦和の町を一時間程練り歩きました。
まさか、題材が音楽の映画でここまで興奮するとは。

僕みたいに音楽題材だからと尻込みしてる方いたら、是非一度は観てみてください。
賛否大分別れていますが「まず観てみよう」と言いたい。

後、自宅にサラウンド設備が無い方は劇場で見た方が良い
まぁそこは音楽取り扱う映画なんでね。


さて、ネタバレにいきます。
セッション(2014/米) 感想

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  1. 2015/05/24(日) 12:41:05|
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