今回紹介するのは『窓さん』の『世紀末肉屋』
表紙のR-18Gという表記を見れば分かりますがグロいヤツです。
一発目からこれ表紙載せたりしていいのか?って若干の不安を抱いてますが、そこまで気にせず行きましょう。
ある意味『同人作品を取り上げる』という今回の趣旨に最適かも。
凄い端的な説明をするなら「女の子が女の子を解体する肉屋のお話」という身も蓋も無い説明になっちゃう。
世界観としてはなんだろう。ランドオブザデッドが最初に浮かんだけど、それ割と最近観なおしたせいだな。
とにかく世紀末!
この作品はコミティアという一次創作のイベントで発表された作品で、他にもグロい漫画なんかもあるんですが、窓さんの描く漫画ってその中でも変態性高いけど何て言うか、リアルなんですよ。
この手のグロい漫画って淡々としてるか、ヒャッハーな気狂いになっちゃう事が往々にしてあるんだけど、窓さんの描く漫画はそれとはまたちょっと違う。
それこそ解体のグロいシーンがお仕事楽しんでいる女の子二人に見えてくる。メインの女の子の感情が正常に見えてくる。
読んでるとこちらが飲み込まれそうになってくるから不思議。
世界崩壊した世紀末で女の子二人がトラックで旅してるっていう、非現実の塊(ここからして気に入ってるんだけど)なのにリアリティを感じさせてくれるんだよね。
こういう漫画にあるような背徳感や嫌悪感が薄いのは女の子二人のノリの軽さと、世界観のマッチ具合が抜群だと個人的には感じた。
むしろシリーズ化してくれたら個人的には万々歳なんだけど、それはわかりませんね。
個人的にぐっときたシーンは序盤でボウガン構えてるシーンとトラックで走ってるシーンね。
お料理パートも良いけど、なんかぐっときちゃって。
お料理パートの中で言えば頭を持つシーンとアレを膨らますシーン。ここら辺の描写可愛くてとてもGOODでした。
アリスブックスで通販してたんですがどにも売り切れなようです。
次の入手できる場はわかりませんが、個人的には手にとって見て欲しいですね(こういう漫画が苦手でなければ)